リトルコンサート

先日、7月のとある日、我が「メトロノームの会」のピアノ発表会

「リトルコンサート」を開催した。場所はK市の隣のZ市の去年できたばかり

のホール。今まではK市の駅前のホール使っていたが、何せ条件付きながら

2台のピアノが使えるとあってはとZ市のこのホールを使ってみた。

昨年に続き今年2度目のこのホールの手応えはなかなか良い。私の生徒達に是非2台の

ピアノの演奏を経験してもらいたいという思いと、このホールの大きさがささやかな

私たちの規模のコンサートにとても合っている。生徒達も発表会の準備が始まると

一段と成長する。何もピアノのテクニックや音楽性だけではない。舞台に一人で立ち、

演奏をし、挨拶をして戻ってくる。これだけ想像してみてもすごいことだと思う。

その間、何が起ころうとも誰も助けてくれない。全部一人でこなしてこなければいけない。

大人から見てまだ何も感じていなさそうに見える小さな子供も、何から何まで気になって

仕様がない思春期まっただ中の少年、少女達も確実に変わってくるのが見える。

一年ごとに成長の跡がしっかり感じられる。本当に嬉しい。勿論この子たちは先生である

私と組んず解れつの葛藤のなかでよく頑張る。その成果は発表会が終わった後にしっかり

顕れる。それを見て私は「偉いね〜。すごいね〜。」と自分のピアノの練習の励みになるし、

みんなに「ありがとう」を言いたくなる。」そんなこんなで「リトルコンサート」はやめ

られない。

         ・・・・・メトロノーム新聞より August 10, 2006 


*思い出しました。Z市の新しいホールができた頃のお話でした。もうあれから15年経ちました。

ホールもろいろ改善されて、K市のホールのピアノの状態も良くなり、今はこの近辺のホールは

みな人気いっぱいで抽選に当たるのが難しい状況。いつもピアノのコンサート用に素敵なホールが

この地域にあったらなあ・・・・・・・宝くじをせっせと買うことにしました。

ピアノ教室/メトロノームの会

2000年に「メトロノームの会」と名づけて親睦会を 小さな生徒さん達とはじめました。 同時に「メトロノーム新聞」も発行し皆で持ち回り 編集長となり、なんでも書ける音楽情報掲示板を目指しました。 この名前をつけてくれた当時の皆さんも大人になり、 新聞も今はやっていません。20年経って少し形を変えて もう一度「メトロノーム新聞」を作ろうと思いました。

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